CKDが誇る技術
創業以来、CKDが培ってきた技術で生み出してきた製品の数々。
大きく6つの製品の特徴や使用例を紹介します。
空気圧機器
圧縮空気を利用するシステム機器です。駆動機器や制御器、空気圧システム補助機器など、商品バリエーションは多様。活用される業界も、医療・食品・自動車・半導体・プラント、リチウムイオン電池、工作機械装置と、非常に幅広く、さまざまな現場で省力化と自動化に貢献しています。
- 使用例:
- 電車・バスのドア、ジェットコースターのブレーキ、食品製造工程(エア供給ライン)、自動車組立工程、物流倉庫の荷物の自動仕分けラインなど
流体制御機器
豊富な実績を持つCKDのコア技術。空気、ガス、水、油など、さまざまな流体の制御が可能です。顧客のニーズに合わせた開発も手掛けており、製品のクオリティに対しては厚い信頼を獲得しています。活用される業界は半導体・医療・工作機械が主ですが、農業・食品分野へも展開しつつあります。
- 使用例:
- ゴルフ場などの自動散水システム、ファミリーレストランのドリンクバー、半導体の製造工程、歯医者のチェアユニット、ガソリンスタンドの洗車機など
電動機器
高精度や自動化など、現在のものづくりの現場には欠かせない性能を持つ。自動化促進のために、装置のIoT化のためのネットワーク強化など、通信技術の向上を図っています。2017年にはFA駆動機器メーカーである日機電装と事業統合し、シェアの拡大とバリエーション拡充にも努めています。
- 使用例:
- 回転寿司の自動シャリづくりロボット、ケーキのカッティング装置、工場のベルトコンベア、スマートフォンの製造工程、自動車部品の搬送ラインなど
自動包装システム
CKDは、永年培った高い包装技術で、医療や食品の安全に貢献しています。錠剤などを1錠ずつポケットに包装するブリスター包装では、1分間に6,000錠もの包装が可能。この技術を利用した薬品自動包装システムは、国内シェアNo.1を誇ります。また、高い品質を確保するために、インライン自動検査システムも自社開発。安全を提供できるシステムを構築しています。
- 使用例:
- 薬品(錠剤・カプセル)の包装、食品(ゼリーやソースなど)の包装、注射器の包装、ハブラシの包装など
リチウムイオン電池用巻回機
リチウムイオン電池の核となる素子を高速・高精度で製造。高い巻き取り技術を基に、安定性のある装置を実現し、市場で高い評価を得ています。巻き取りにおいては、高い精度を実現するためにサーボコントローラの自社開発を行い、高度なテンションを制御。さらに、電池への異物混入防止のために自社の空気圧機器を多数活用し、電池の品質と安全性を向上させました。
- 使用例:
- 電気自動車、プラグインハイブリット車の電池製造
三次元はんだ印刷検査機
小型化・高密化が進むプリント基板の不良率低減に貢献するのが、この装置。独自の3次元計測原理を用いた画像処理技術で、業界最速の高速検査と計測制度を実現しました。また、モバイル端末で無線通信することにより、最大6台の装置の検査情報と生産管理情報の遠隔管理が可能です。
- 使用例:
- 家電製品の電子基盤の検査
技術職の活躍のフィールド
CKDの技術職は、開発・設計、生産技術、品質保証、情報システムなど、幅広い分野で活躍しています。ここでは、自動機械装置と機器製品の設計者の働き方を紹介します。
CKDには2つの製品軸があり、技術職もいずれかに配属されます。
担当する製品によって働き方も変わります。
自動機械装置
自動機械装置の設計者は、担当製品の「機械」「電気」「ソフト」、いずれかの分野の商品企画から出荷に至るまでを担当。つまり、担当分野のスペシャリストとして活躍することができます!
機器製品
機器製品の設計者は、担当製品の「機械」「電気」「ソフト」の区別なく、商品企画から設計に至るまでを担当。得意分野を活かし、担当製品のスペシャリストとして活躍することができます! また、商品を効率よく作るために、生産工程の構築や設計を行う生産技術者も若いうちから活躍しています。
技術系社員の声
電気・電子系出身社員の声
入社の決め手
- 製品点数が今も増え続けているので、自分のやりたいことにも挑戦できると思ったため。
- 社員の人柄や社内の雰囲気の良さに惹かれたため。
- 装置設計における、機械、電気、ソフトの設計者の距離が近いので、電気分野以外の知識を得られ、技術者として成長できると考えたため。
- 大きなサイズの機械に携わりたいという思いから、自動機械装置の会社を探していたため。
現在の業務内容
- システム設計(産業用液温調節システム)
- 電気設計(はんだ印刷検査機)
- 設計・開発(パワフルアーム)
- 設計・開発(薬品自動包装機の画像処理装置)
仕事のおもしろみ
- 学生時代に学んだ熱力学や流体力学等の知識を仕事に活かすことができる。
- トライ&エラーを繰り返しながら製品性能を向上させていくのは苦労する点でもあるが、仕事のおもしろい点でもある。
- 自社工場が敷地内にあるので、完成した試作品に直接触って動きを確認できることが面白く、無事に製品化できた時は非常に嬉しい。
- 部署の垣根を越えてたくさんの人と関わりながら仕事ができるので、良い刺激を得られ、視野も知見も広がる。
- 大勢で協力してひとつの機械をつくり上げることは大変ではあるが、苦労も喜びも分かち合える仲間がいることは幸せなことだと思う。
情報系出身社員の声
入社の決め手
- ものづくりに一気通貫で携わることができると考えたため。
- 世界的にも注目されているFA業界に関心があったため。
- 技術者として、ソフト面だけではなく、ハード面も関わりたいと思っていたから。
- 会社説明会で会った社員の印象が良く、働きやすそうな雰囲気を感じたため。
現在の業務内容
- ソフト設計(リチウムイオン電池用巻回機)
- ソフト設計(電動アクチュエータ)
- ソフト開発(IoT関連の製品およびアプリ)
- 情報システム(基幹システムの運用及び管理)
仕事のおもしろみ
- 若手のうちから重要な案件を任せてもらえるので、日々充実感を得られる。
- 今後ますますニーズが高まっていくIoTという最先端の分野に関わることができる。
- 自分が主体となって開発したソフトウェアが完成した時は本当に嬉しい。
- 入社当初は指示通りに動くことしかできなかったが、若手のうちから色々な仕事を経験し、自分でも成長が感じられるようになり、どんどん仕事が楽しくなってきた。
機械系出身社員の声
入社の決め手
- 学生時代、当社のインターンシップにて実務体験をした際に、仕事の進め方が自分に合っていると感じたため。
- 説明会や選考で感じた会社の雰囲気が自分に合っていると思ったため。
- 大学時代に学んだことやロボコンに参加した経験を活かせると思ったため。
- 製品が様々な分野で使用されており、世の中のものづくりに広く貢献できると思ったため。
- 独立系企業であり、自己資本比率が高く、将来的に安定していると思ったため。
現在の業務内容
- 設計・開発(流量コントローラ、流量センサ)
- 設計・開発(電空レギュレータ)
- 生産技術(電動アクチュエータ、アブソデックスの生産ラインの立ち上げ、増設、改善)
- 生産技術(薬ガス制御バルブの生産ラインの立ち上げ、増設、改善)
仕事のおもしろみ
- 仕事を通して様々な経験をしたいと考えていたが、希望通り、あらゆる仕事を任せてもらえるので経験値をどんどん上げることができる。
- 仕事を通して広い知識と物事を多角的に捉える視野を得られた。問題点に対して、自分の知識が噛み合った時にとても面白いと感じる。
- 大きな裁量を与えられており、成功も失敗も自分次第なので、うまくいった時の達成感がとても大きい。
- 自分が設計した冶具が形になった時や導入した設備が稼働している姿を見た時は、生産技術者として喜びを感じる。
CKDの仕事
CKDの技術系社員は、どんな1日を過ごしているのか。オン・オフそれぞれの、ある日のスケジュールをご紹介します。
S.N.
設計・開発/2014年入社
入社動機
大学ではロボット工学を専攻。就職活動では、機械製造に関わる仕事であることと、お客様と一緒にものづくりができることを条件に、企業を探していました。そんな中、当社は設計業務だけでなく、お客様との打ち合わせから、製造、納入に至るまで、ワンストップで製品に携われるというところに魅力を感じました。さらに、組立工場も自社にあり、自分が設計した機械をすぐに見ることができるという点にも強く惹かれ、入社を決意しました。
仕事のやりがい
当社の自動機械装置は、お客様の要望に基づいて設計、製造しているため、そのほとんどがオーダーメイド品です。高度なスキルと知識が求められることもありますが、こうした難しい要望に対応していくことが技術者の役目だと考えています。お客様の期待にどう応えるか。その方法を考え、多くの部署とコミュニケーションをとりながら、製品を形にしていくことが一番のやりがいです。また、お客様に完成した製品を喜んでいただけた時の達成感が、日々のモチベーションにつながっています。
オンの1日ON
- 08:00出社・ミーティング
- 出社後、メールをチェック。その日のtodoリストを把握し、優先順位を決めておく。朝のミーティングで1日の予定を上司やグループメンバーと共有。
- 09:00出図業務
- 図面の設計業務。ひとつのプロジェクトに携わる期間はおよそ半年。同時に3案件ほど進めていく。
- 12:00昼休憩
- 社内の食堂で昼食。麺類+ミニ丼が定番メニュー。
- 13:00出図業務/現場の組立状況確認
- 午前に続き、設計業務。現場からの問い合わせの対応や、急務の対応も。
- 17:30残業時間
- 飛び込み案件等で遅れが出た際に、この時間帯でリカバーする。
- 19:00終業・帰宅
- 帰宅後は、週末に作り置きしたおかずとともに晩酌。次の日に備え、早めの就寝を心掛けている。
オフの1日OFF
- 07:00起床・朝食
- 休日も、平日と同じ時間に起床。体調に応じて二度寝することも。
- 09:00妻の出勤の見送り、家事、自由時間
- 妻が看護師で不定休のため、家事は夫婦で協力。家事が終わった後は、のんびり過ごす。
- 12:00昼食、野球観戦
- 昼食は、大好物のラーメンを食べに出かける。友人と遠出してラーメンの食べ歩きをすることも。また、夫婦で野球観戦が好きなので、シーズン中はナゴヤドームへ足を運ぶこともある。
- 18:00買い物
- 妻と一緒に、近くのショッピングモールなどで買い物。
- 20:00夕食
- 自宅で晩酌。のんびり過ごした後は、翌日からの1週間のために、早めに就寝。
PICK UP
技術職の
意外な仕事
次世代の技術を追求する“ソフトウェア開発”という仕事
現在、製造現場をはじめとする様々な場面で“自動化”が求められています。CKDは新たな時代の到来に備え、装置や機器といった従来の分野と共に、情報処理や制御を担う“ソフトウェア”領域の技術と知識の研鑽に取り組んでいます。
- 担当者の声
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将来、事業の柱となることを期待されている技術の研究・開発を行う部署に所属をし、主にソフトウェアの企画から構想、そして設計やテストまで、一連の業務を担っています。使用するソフトウェア言語も様々で、C系の言語やJavaScript、VB.NET、HTML5などIT寄りの言語を使っている開発者もいます。
近年、IoTが世間にも浸透しつつありますが、全てをインターネットに繋げれば良いとは考えていません。「ユーザーが困っていることを解決したい」、「ユーザーに新たな視点を提供したい」という観点から製品を企画するようにしています。家族が口にした何気ない一言が製品化に繋がったこともあります。当社には、浮かんだアイデアを形にできる環境が整っており、ものづくりを突き詰めたい人にはぴったりです。
今後は、従来CKDが手がけてきた機械的な技術に、最新のIT技術・ソフトウェア技術を融合し、ここでしかできないものづくりを実現することが目標です。ユーザーが喜ぶ商品はもちろん、自分自身がワクワクできる商品を手掛けたいですね。