現在の仕事内容

ITの知識を活かして工場の効率化に貢献

来日前は、IT関係の勉強をするためベトナムの大学に進学。しかし、母国のIT技術はまだ発展途上の段階であったため、最先端のスキルを磨きたいと思い、日本の大学で学ぶことを決めました。奨学金を利用して日本の大学を卒業した後は、そのまま日本で就職したいと考えて外国人向けの就活イベントに何度か参加。そこで出会ったのがCKDでした。
最初は、機械メーカーにITの知識を活かせる業務があるのだろうか…と疑問に思っていましたが、詳しく調べてみるとIoT分野にも力を入れていることが分かり、興味を持つようになりました。半導体メーカーへの就職なども検討する中で、CKDはとにかく対応が早く、また学生に対して真摯に向き合っている企業だと感じて入社を決めました。現在は大学で学んだ知識を活かして、IoT関連機器のデータの収集・解析などを行い、工場の効率化に貢献する業務を担当しています。

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思い出深いエピソード

複数の機械のデータを一括管理し、省人化を実現

私の主な仕事は、工場内のさまざまなデータを可視化することです。CKDの機械でどれだけ生産ができたのか、それに対して不良品がどれくらい出るのか、異常があった時にセンサーがどのような反応をするのかなど、さまざまなデータを収集して業務改善に役立てていきます。
なかでも印象に残っているのが、東北地方のとある工場にシステムを導入した時のことです。ある生産工程では、元々3人の従業員で3つの生産ラインにある複数の機械を管理していました。離れた位置にある機械の状況をその都度確認する必要があるため、省人化することができなかったのです。そこで、私たちが開発したシステムを導入し、3ライン分の機械の情報を同じ端末で一括表示できるようにしました。これによってすべての機械の状態を1人で把握できるようになり、大幅な業務効率化を実現。お客様に喜んでいただけた時は本当にうれしかったです。

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現在のやりがい

まだ世の中にないものを生み出す喜び

さまざまなシステムの開発に携わるエンジニアとして、まだ世の中にないものを作れることが一番のやりがいです。ただ、工場の効率化に貢献する分析ソフトを作る際には、さまざまな苦労があります。例えば、お客様の工場内には、CKDの機械だけでなく他のメーカーの設備などもあり、当然ながらデータの形式や収集方法なども異なります。専門知識の有無にかかわらず、誰にとっても分かりやすい見せ方を考えることも重要です。こうした課題をうまくクリアし、お客様に喜んでもらえるシステムを開発できた時には達成感があります。
また、私はベトナム出身ですが、国籍や性別、年齢など個々のバックグラウンドにとらわれずに、みんなが同じように責任ある仕事を任されることも、やりがいを感じられるひとつの理由だと思います。

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今後の目標

難しい挑戦だからこそ、ワクワクできる

今後の目標は、AIの専門チームなどと上手く連携しながら、最先端の技術をキャッチアップし、より汎用性の高いシステムを作り上げることです。お客様の工場の生産ラインには、CKDの機械以外にも、さまざまな設備が使われているため、それらのデータをうまく収集しなければいけません。ただ、毎回のように違うシステムを開発するのはコストもかかります。そこで、できるだけ汎用性の高いものを作ることが目下のテーマになっています。
現在は、システムを導入したお客様の反応や結果を見ながら、改善点を洗い出しています。今後もさまざまなフィードバックを得ながら、より良いシステムを創り上げていきたいと考えています。正直、難しいチャレンジだと思いますが、ハードルが高ければ高いほど面白い。最先端の技術に触れながらエンジニアとして成長していけるのがCKDで働く醍醐味だと思います。