薬液用のスタンダードバルブ

「流体」と言っても、種類はさまざまです。CKDの流体制御機器には、水や蒸気、真空のほか、硫酸、塩酸、硝酸などの薬液にも使用できるバルブがあります。薬液は、危険で、人体にも影響を及ぼすことがありますので、注意が必要です。 今回ご紹介するバルブは、エアオペレイトバルブAMDパート3RシリーズマニュアルバルブMMDパート3RNシリーズです。

旧シリーズでは、流す薬液に対して最適な機種を使い分けていましたが、新シリーズは使い分け不要でお使いいただけます。その結果、薬液ごとに機種を分けて購入する手間も省け、メンテナンス品の在庫も削減できます。使用圧力も旧シリーズより拡大、流体温度も80℃から120℃へ大幅に拡大し、機能も向上しています。

マニュアルバルブは、操作を手で行うため、操作性や安全性に特に配慮した構造になっています。過剰な締付によるシール部分の破損を防ぐため、適正な締付状態になると、ハンドルがカチカチと空回りする工夫を施しました。振動などによるハンドルの回転防止にロックリングがついているなど、誤作動防止の工夫も施されています。