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三次元はんだ印刷検査機
VP シリーズ豊かな社会に不可欠な電子基板。その品質もCKDの検査装置が支えています。業界トップシェアの高速/超微細な検査性能はもちろん、職場環境の美観を高めるデザインも高い評価をいただいています。
電子基板生産業界でトップシェア。電子基板の全体品質を向上させる検査機。
スマートフォンや車載部品の電子基板では、クリームはんだの体積と高さの管理が重要視されます。これまでの2次元検査や3Dレーザー検査方式では、困難とされる基板面0μm(※超微細分解能仕様時)からのはんだ状態を本製品なら検査が可能です。高精細なはんだ検査にありがちな検査速度の低下を、塗布されるはんだサイズに応じて3種類の解像度を切り替えるマルチ検査機能で最高の速度最適化を行い、また同時に異物判定を行う画像処理モジュールと、更に部品のマウント強化に必要なボンド接着状態もオプションとして検査します。
はんだ印刷検査(SPI)はなぜ必要なのか?
答え「不良発生の70%がプリント直後に起こるから」

電子基板は近年、ますます小型化、薄型化、軽量化のニーズが高まっています。ミクロ単位の超微細検査が不可欠な時代、はんだ印刷機の直後に専用の検査装置を配置することで、そうしたニーズと課題を解決する[3次元はんだ印刷検査機 VPシリーズ]を私たちはおすすめいたします。
CKD三次元はんだ印刷検査機を
オススメする3つの理由
多機能検査
はんだや異物検査の
高速処理リングライトと
3Dプロジェクタで
高精度に捕捉はんだ粒子を
考慮した拡散LED光を
独自開発
機能紹介
リングライト(全方位撮影)

全方位から均一な光源を照射し撮影するために開発されたリングライト。検査対象の微細な輪郭をミクロ単位で計測します。
はんだ専用のLED拡散光装置

はんだ粒子の球体を微細に検査する場合、直線照射光ではなく拡散照射光による計測が優れています。
3Dプロジェクタ

体積計算は3Dプロジェクタ方式を採用。縞状の光が基板面とはんだ面でズレる状態を画像処理で数値化。三角測量計算を行い高さを求めています。
Z軸補正機能

多層化する基板をリフロー毎に検査するために、CKDのはんだ印刷検査機は、SPI検査機でありながらAOIが持つ反り検査も対応が可能です。
3種の解像度で同時に検査

電子基板には大小異なる体積のはんだがあるため、それぞれに最適な3解像度を用意。瞬時に切り替えて検査します。従来機(他社製品)の微細解像度のみの検査と比較すると、検査速度は格段の違いです。
異物検査も時間ロスなく実行

更に、はんだ検査と同時にしかも時間のロスなく異物検査も可能です。異物検査にもCKDが独自で開発した画像処理技術が採用され、高精度な不良検知が可能です。
運用を安定させるSPC機能

生産結果のしきい値をリアルタイムに計測しグラフにて可視化(SPC機能)します。これにより運用中のマスク交換などを実施。また経年によってレストアするタイミングを判断できます。
最適運用のため拡充された判定機能

本製品は、導入後の生産計画が中長期にわたり最適に機能しているかを評価するため、成功/失敗判定理由を予め複数に定めて情報を収集できる機能を提供しています。※VP9000(シングルレーン機)のみ対象
ボンド検査(オプション)

ボンドの過不足も本製品で検査が行えます。
はんだ印刷機>はんだ検査機>ボンド>部品実装
検査プログラムは最短3分で作成

ガーバーデータ取り込みから最短3分で検査プログラムが作成可能。部品情報はマウントデータ、外部ソフト(オプション)から登録できます。
使いやすさを追求した操作画面
単に合理的では足りない。組み立て実務者の負担を考慮した、美しく使いやすい操作画面と筐体設計。

- 設定のダッシュボード化
- 主要な設定画面をメイン画面で確認できます。1D/2Dコード読取、基板反り追従、検査分解能etc

- 印刷ズレの可視化
- 散布図により一目で確認できます。

- 生産状況の可視化
- [判定結果]や[直行率]の主要な情報を表示し稼働状態を一目で確認できます。

- タッチモニタの角度が調整可能
- 角度調整機能付きタッチモニタで上方向に10度、下方向に25度角度の調整が可能です。※VP9000(シングルレーン機)のみ対象

- キーボードレス操作性の向上
- ユーザ目線に合わせた最適な位置で、キーボードレスの操作がすべて可能です。
※VP9000(シングルレーン機)のみ対象
小型化、薄型化、軽量化を
求められるプリント基板
両面/多層/ビルドアップ基板にも
対応します。
<<各色対応>>

- リジット基板
- ガラエポキシ・紙エポキシ等の固い絶縁体基材対応します。

- フレキシブル基板
- スマートフォンなど薄型/軽量を必要とする基板に対応します。

- 治具搬送基板
- 治具により搬送基準面の変わる基板に対しても、「トレイ基板モード」で正確にはんだ検査します。

- キャビティー基板
- 基板内の段差で基準高さが変わる基板にも、独自の検査ノウハウで対応します。

- 両面基板
- 基板が反りやすいリフロー後の裏面印刷はんだも、「Z軸補正機能」の活用で正確に検査します。

- 様々な色の基板
- 3Dはんだ検査30年の経験を活かし、様々な基板色に対応する検査機能が搭載されています。
VP9000(標準機) | VP9000(高速機) | ||||||
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検査方式 | 位相シフト法 | ||||||
基板サイズ | (M)50x50mm~330x250mm (L)50x50mm~510x460mm |
||||||
基板厚み | 0.3~5.0mm | ||||||
照射方向 | 両側照射 | 片側照射 | |||||
検査分解能 | デジタル切り替え方式 | ||||||
25/12.5/8.5μm | 20/10/7μm | 15/7.5/5μm | 25/12.5/8.5μm | 20/10/7μm | 15/7.5/5μm | ||
検査速度 (mm2/sec) |
標準 | 8900 | 5700 | 3200 | 9400 | 6000 | 3300 |
高分解能 | 5600 | 3500 | 1900 | 6000 | 3700 | 2000 | |
超高分解能 | 1900 | 1200 | 650 | 2000 | 1300 | 700 | |
精度(体積3σ)※1 | 2%以内 | 3%以内 | |||||
基板反り | ±5mm | ||||||
外形 | (M)724x970x1500mm (L)904x1180x1600mm |
||||||
電源 | 単相 AC200~230V 50~60Hz MAX 1KVA | ||||||
エアー | 不要 | ||||||
重量 | (M)約460kg (L)約550kg |
||||||
無停電電源装置 | 標準搭載(PC部のみ) | ||||||
環境対応 | RoHS | ||||||
※1 弊社サンプル基板を使用 | |||||||
オプション | ・データステーション VPDS(MAX6台接続可) ・取入側追加コンベア ・取出側追加コンベア ・電源電圧変更 ・1D/2Dコード読取機能 ・マウントデータコンバータソフト ・ボンド検査 ・CE対応(L機限定) ・超微細分解能対応 ・ePMソフト ・キーボードテーブル ・前後工程機連携機能 |
VP6000LD-V | VP6000XL-V | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
検査方式 | 位相シフト法 [Phase Shift Method] | ||||||
基板サイズ | (L)50x50mm~510x460mm | ||||||
基板厚み | 0.3~5.0mm | ||||||
照射方向 | Dual Projection | Single Projection | |||||
検査分解能 | デジタル切り替え方式 [Digital Switching Method] | ||||||
25/12.5μm | 20/10μm | 15/7.5μm | 25/12.5μm | 20/10μm | 15/7.5μm | ||
検査速度 (mm2/sec) |
標準 | 8900 | 5700 | 3200 | 9400 | 6000 | 3300 |
高分解能 | 5600 | 3500 | 1900 | 6000 | 3700 | 2000 | |
精度(体積3σ) | 2%以内 [Within 2%] | 3%以内 [Within 3%] | |||||
基板反り | ±5mm | ||||||
外形 | (L)904x1080x1450mm | ||||||
電源 | 単相 [Single Phase] AC200~230V 50~60Hz MAX 1KVA | ||||||
エアー | 不要 [Not Required] | ||||||
重量 | (L)560kg | ||||||
無停電電源装置 | 標準搭載(PC部のみ) [Standard Equipped,for Only PC.] | ||||||
環境対応 | RoHS | ||||||
※10μ、8μ分解能機も用意できます。(特注仕様) ※1 弊社サンプル基板を使用 |
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オプション | ・データステーション VPDS(MAX6台接続可) ・バーコード読込み機能 ・ボンド検査 ・アドバイス機能 ・電源電圧変更 ・マウントデータコンバータソフト ・異物検査 ・SmartRIn |

- データステーション VPDS
- 稼働中にデータ作成/編集が遠隔で可能。また全ての検査結果及び画像をリアルタイムで収集し、遠隔確認や統計処理分析ができます。

- 電源電圧変更
- 世界各地の電圧仕様に合わせ、一次電源電圧をAC240VやAC100Vにも変更可能です。

- ePMソフト
- 海外も含め、他の設備と互換性を持てるePMソフトにも対応可能で、CADデータから簡単に検査プログラムを作成できます。

- 取入側/取出側コンベア
- お客様のライン構成やご意向に合わせて、CKD製の延長コンベアを基板搬入出口それぞれに追加可能です。

- 1D/2Dコード読取機能
- 検査カメラを使用し、基板上の各種1D/2Dコードを読み取ります。読み取った情報を検査結果データに付加し、トレース可能です。

- CE対応(L機限定)
- 第三者機関の正式承認を得た、欧州CE規格に準拠します。

- マウントデータコンバータソフト
- 各種マウンタの独自フォーマットに追従し、マウントデータを変換、様々な部品登録や部品ごとの印刷解析を容易にします。

- 超微細分解能対応
- 通常のSMTでは搭載しない極小部品にも対応するため、標準ラインアップに加え「10μm機/8μm機/5μm機」も製作可能です。

- 前後行程機連携機能
- 様々なメーカーの印刷機/マウンタ/検査機と、工程間連携が可能です。SMTラインの自動品質改善や省人化に貢献します。
VP9000なら「2024年度の税制優遇」の対象設備に。
VP9000は、経済産業省や中小企業庁の政策として、たびたび税制支援や金融支援の対象製品として採用されています。
詳しくは「VPシリーズ専用窓口」にお問い合わせいただくか「中小企業庁/経営力向上支援ページ」をご覧ください。
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