なぜCKDの検査機は選ばれるのか
高速/高精度だけでなく、
工程改善を最大化する検査機だから
つまり生産量を最大化し
コストを最小化する機械とも言えます
01.なぜ高速といえるのか?
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3段階のマルチ分解切り替え機能。
はんだ検査に3種の検査解像度を用意。一度の検査でマルチに切り替えが可能。はんだの体積別に3つの検査解像度を搭載しており、必要に応じて最適なモードを自動選択することができます。これにより、検査の精度を保ちつつ、スピードを落とすことなく効率的に生産ラインを運用することが可能です。
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さらに、1台多役のマルチタスク検査機能を搭載
本製品は、はんだの印刷検査だけでなく、基板上の異物検査やオプションとしてボンドの検査もこの1台で可能です。検査対象毎に検査機を用意する必要はなくなり、設備投資コストを削減し、限られた設置スペースも有効に活用します。
02.なぜ高精細といえるのか?
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独自技術
- 拡散LED光を採用
- 球体を正確に撮影するためにはレーザーなどの直線光より拡散光が適しています。
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独自技術
- はんだと基板の接地面まで計測
- 接地面に程近い低高度エリアのはんだも、VPシリーズであれば正確に計測できます。
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はんだ粒子に注目した検査技術の採用
本検査機では、はんだ粒子が球状であることを踏まえて、拡散光を利用する「リングライト」技術と3D計測が可能な「3Dプロジェクター」を採用しています。これにより、はんだの微細な印刷状態まで高精度に検出することが可能です。これは、直線光を使用する他社製品と比較して、より詳細な情報を得られる点で優れています。
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独自技術
- リングライト
- 360度全方位から拡散LED光を照射して検査対象のはんだのみを撮影するCKD独自機能。
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独自技術
- はんだの輪郭を正確な撮影
- 単に全方位から光を当てるだけでは得られない、精緻な輪郭撮影が可能となります。
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独自技術
- 体積の算出(3Dプロジェクタ処理)
- 縞状の光をあて、基板面とはんだ面の陰影のズレを三角測量計算にて体積を算出。
03.なぜ工程改善を最大化するのか?
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フィードバック機能の自動補正
CKD三次元はんだ印刷検査機VPシリーズは、生産ラインの効率化と品質向上を実現します。この革新的な製品は、予め定められた許容範囲内の位置ズレ情報をプリンターにデータ共有することで、生産ラインのプリンターがそのデータを基に自動補正を行い、不良品の発生リスクを大幅に削減します。
多くのプリンターメーカーとのフィードバック連携が可能であるため、お客様の既存ラインにもスムーズに統合できます。
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フィードフォワード機能の自動補正
当製品は、許容範囲内の位置ズレ情報をマウンターに共有することで、塗布されたはんだと部品の位置を自動補正し、不良品の発生リスクを大幅に削減します。
多くのマウンターメーカーと連携が可能であるため、お客様の既存ラインにもスムーズに統合できます。
VPシリーズは、お客様の生産環境に応じたカスタマイズが可能であり、最適な生産ラインを実現するための強力なサポートを提供します。
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バッドマーク連携
当製品は、不良品を示すマーク(バッドマーク)を製造ライン上で共有し、不良品の認識と処理を効率化するシステムに対応します。図の例では、4基板が1台の搬送板にあり、不良の1箇所のみを次工程のマウンターに通知することで、該当箇所の部品実装を省くことができ、素材ロスを削減します。
VPシリーズは、生産ライン全体の品質を底上げするデータ共有を、多くのメーカ製品と連携できるように機能提供しています。
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工程改善に役立つデータの共有とSPC統計処理
当機能は、工程改善に貢献する統計処理を簡単操作で実現します。リアルタイムの全パッドカラー画像保存機能を含み、印刷傾向の表示、柔軟な統計データの表示、印刷条件の比較、自動レポート作成が可能です。これにより、はんだの問題点を迅速に特定し、生産効率を向上させることができます。
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- 印刷傾向表示
- 基板レイアウト上で、体積や位置ズレ量の傾 向を確認できます。はんだの抜けにくい開口形状や、位置ズレしやすいエリアなどを簡単に把握できます。
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- 自由自在な統計表示
- 任意の期間・部品・エリアごとに統計表示ができます。例えば、同月内に生産された基板の同じBGAのみの検査結果を、まとめてグラフ化できます。
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- 印刷条件の改善
- 任意のグループに分け、印刷傾向を比較する事ができます。印刷条件毎での比較や、クリーニング前後の印刷状況比較に最適です。
お客様の生産ライン品質を向上させる生産技術パートナー
使用する係数により数値は異なります。
- 不良発生の70%要因を対策することは、良品を増加させるだけでなく、生産時間の短縮に加え、運用コスト削減にもつながります。
CKDはんだ印刷検査機は電子基板製造の不良要因70%を特定します。したがって本機の未導入生産ラインと比較して良品が増えることを意味します。
また不良発生に伴うリペア作業の時間が短縮され、廃棄されるはずの部品が良品として活用されるため2重3重にメリットが得られる検査機です。
更に、VPシリーズの連携データやSPC統計処理情報を活用いただくことで、生産ラインの工程改善が行えます。