補助機器は、アクチュエータの動作速度をコントロールしたり、
方向制御弁での空気の排気音を下げる役割を持ちます。
エアシリンダなどのアクチュエータの速度制御に使用します。
一般的には、シリンダから排気もしくは供給される空気流量を制御して調整します。
CKDの代表的な商品
速度制御弁（スピードコントローラ）の構造
速度制御弁は、調整ねじにより開度を調整して空気流量を制御する絞り弁（ニードル弁）と空気を一定方向にだけ流し、反対方向には流さない逆止弁（チェック弁）が並列に組み合わされた構造です。
速度制御弁（スピードコントローラ）の速度制御回路
流れ方向により、自由流れ（フリーフロー）と制御流れ（コントロールフロー）に分かれます。
①メータアウト回路
メータアウト回路は、シリンダからの排気側流量を制御することで速度制御を行います。
一般的に制御性が良く、多く採用されています。
②メータイン回路
メータイン回路は、シリンダからの供給側流量を制御することで速度制御を行います。
単動形シリンダの速度制御や、飛び出し防止目的に採用されています。
空気圧回路において、方向制御弁からの排気騒音を減衰させます。
減音は膨張、干渉、共鳴、吸引などの作用を組み合わせて用いられます。
圧縮空気より広い容積に膨張させ、広い面積から放出し減音させ、さらに多孔質材(※)による吸音、小さな穴からの放出にとり空気の流れの乱れをなくし減音させます。
※多孔質材: 樹脂スポンジのように細孔が非常に多く空いている材料のこと。
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