電動アクチュエータ

電動アクチュエータの基礎知識
電動アクチュエータの基礎知識
電動アクチュエータとは、モータの回転運動をボールねじやベルトを使い、
直線運動等に変換した機器のことです。
電動アクチュエータの種類
電動アクチュエータの種類
電動アクチュエータは、以下のようなさまざまな動作ができます。
CKDの代表的な商品
電動アクチュエータについて
電動アクチュエータについて
ここでは電動アクチュエータに関する以下の疑問を解説していきます。
Q1. 電動アクチュエータはどういう構造なの?
Q1. 電動アクチュエータはどういう構造なの?
電動アクチュエータの駆動方式
電動アクチュエータは、取り付けられたモータの回転力により
ボールねじが回転し動作します。

電動アクチュエータの構造
電動アクチュエータの主要な構成部品はモータ、ボールねじ、ガイド、スライダの4つです。

①モータ
・電動アクチュエータを動かす動力源として使用する。
・ステッピングモータやサーボモータが使われ、主に任意の角度で停止ができる。

②ボールねじ
・ねじのように溝が切られており、モータの回転運動を直進運動に変える役割を持つ。
・モータが回転するとボールねじも回転し、ボールねじ上のナットが直線運動をする。
・ボールねじとナットの間にはボールが複数入っており、ボールにより摩擦が低減され滑らかな動きが可能となる。

③ガイド(アウターレール)
・負荷を支え、スライダを直線方向に滑らかに動かす役割を持つ機械要素部品
・ガイドの間にボールが複数入っており、摩擦を低減して滑らかに動くことが出来る
・ボディと一体になった幅広ガイド構造


駆動方式について
スライダを動かす駆動方式はボールねじとベルトの2種類あります。ボールねじ方式は精度がよく、可搬質量も大きいので一般的ですが、ベルト方式は長いストロークの際に速度が速くなります。

ただし、縦(垂直)使いができるのはボールねじ方式のみです。ベルト方式は、縦使いをする場合、ベルトが切れる懸念があるため、安全を考えて垂直使用はしないようにしましょう。