リベッティング作業を効率化
コンパクトアーム導入で負担軽減と品質安定を実現
株式会社ロブテックス様

製造現場における作業効率向上や作業者の負担軽減は、多くの企業にとって重要なテーマのひとつです。特にエアーリベッター(リベッティング作業に使用する空圧工具)を用いた締結作業では、工具の重量や反動による疲労、品質のばらつき、作業効率低下といった課題が生じやすくなります。
今回ご紹介するのは、株式会社ロブテックス様のリベッティング作業改善事例です。助力装置「コンパクトアーム」を活用することで、”作業者の負担軽減”と”品質・効率の両立”を実現した事例をご紹介します。
課 題

繰り返しのリベッティング作業、作業者の負担と品質の安定性に課題
リベッティング作業では、主に以下のような課題がありました。
・作業者の負担が大きい
一日に何百回、場合によっては何千回と繰り返し作業を行うため、工具の重量や反動によって腕や手首に疲労が蓄積。その結果、作業者の負担が大きくなり、長時間作業では効率の低下につながっていました。
・品質の安定性に課題
リベット供給器を使用する際やリベッティング作業中、工具が斜めになりやすく、締結角度や位置合わせが作業者の熟練度に依存していました。そのため、仕上がりにばらつきが生じることがありました。
・作業効率の低下
作業終了ごとに工具を元の位置に戻す必要があり、その動作が時間のロスとなっていました。
コラボ活動のきっかけ

コンパクトアームならリベッティング作業が「誰でも正確に」、「疲れなく」
こうした課題を解決するために、ロブテックス様はまずロボット導入による自動化提案を検討されました。
しかし、お客様の中には「コスト面でロボット導入はハードルが高い」と感じるケースも多く、より導入しやすい省力化手段を模索されていました。
その中で、展示会でCKDの助力装置「コンパクトアーム」をご覧いただき、“リベッティング作業を誰でも正確に、疲れなく作業が行える”という点を高く評価いただきました。
また、コンパクトアームは比較的導入しやすく、既存設備を大きく変更せずに運用できる点も評価いただき、提案の幅を広げるツールとしてコラボ活動がスタートしました。
導入後の効果

コンパクトアーム導入で「作業負担の軽減」「品質の安定化」「効率改善」の第一歩に
コンパクトアーム導入により、以下の効果が確認できました。
・作業負担の軽減
工具の重量をアームがサポートすることで、腕や手首への負担を大幅に軽減。長時間の繰り返し作業でも疲れにくくなり、作業者の疲労低減につながりました。
・品質の安定化
コンパクトアームは常に垂直方向からワークにアプローチができるため、リベット供給器使用時やリベッティング作業中に斜めになることがなく、安定した作業が可能に。作業者の熟練度に依存せず、仕上がり品質のばらつきが抑えられました。
・作業効率の向上
コンパクトアームは任意の位置で保持ができるため、工具を都度元の位置に戻す手間が不要に。結果として効率的な作業サイクルが実現し、生産性の向上に貢献しました。
「作業負担の軽減」「品質の安定化」「効率改善」への第一歩として、多くのお客様に注目を集めています。