当社は、プリント基板の製造工程における品質向上を目的に、はんだ印刷検査機「VIP-400」を開発し発売いたします。
3次元はんだ印刷検査機としては世界最速であり、液晶セルを利用した位相シフトをさらに進化させ、高分解能カメラを採用し、2次元タイプの検査機に匹敵する高速検査を実現いたしました。 なお、本機は2000年12月13日から15日までの3日間、幕張メッセで開催される「2000年実装プロセステクノロジー展」の当社展示場に出展いたします。
【開発の背景】 現在、パソコン・携帯・デジタル家電業界において、ほとんどの製品のプリント基板に、チップ化された電子部品(チップ部品)が搭載されております。そこで、プリント基板とチップ部品が確実に接合されていることを保証することが重要です。これを保証するためには、スクリーン印刷された、はんだ量の体積と位置を正確に計測する必要があり、3次元計測が不可欠です。しかし、3次元で計測するためには、計測するデータが膨大であるため、検査に時間がかかり、インラインで全数検査をおこなうことができませんでした。これを実現したのが「VIP-400」です。
【商品の特徴】 1.計測スピードが、当社従来機より5倍早くなり、200mm角基板なら、約30秒で検査できます。 2.検査分解機能(標準30μm、高倍率13μm)が、検査プログラムの設定により自動的に切り換わります。 3.高精度検査により、CSP0.4mmピッチの計測が可能です。 4.データ作成にオートスキャナ機能を追加し、検査プログラムを10分以内で作成できます。
【仕様】 1.基板サイズ 最大330mm×250mm 最小 90mm× 50mm 2.検査視野 40.0mm×30.0mm(標 準30μm時) 17.5mm×13.3mm(高倍率13μm時) 3.検査内容 印刷量、印刷面積、異常突起、位置ズレ、ブリッジ 4.検査制度 水平分解能30μm、13μm併用 高さ分解能 3μm 5.検査速度 0.8秒/1視野 6.機械寸法 全長 900mm、全幅 850mm 高さ 1,600mm 7.機械重量 約530kg 8.消費電力 0.5KVA(AC200V 50/60HZ)
【販売価格】概算 1,500万円/1台
【販売目標】30台/年間(1年目 5億円、2年目以降 10億円)
【発売開始】2000年12月8日
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