Beyond
Technologies技術のその先へ

CKDの一翼を担う「自動機械装置」事業。
社会やお客様の課題を解決するため、技術力とさまざまな想いが一体となることで、当事業部ならではの強みを発揮する。その「さまざまな想い」とは?

技術を極め、
技術の先にあるものまで、
追求しつづける
それが私たちの目指す
モノづくり企業のありかた

製造業において、技術力を高めていくのは当たり前のこと。大切なのは、社会が解決しなければならない課題やお客様が叶えたい夢、人々が想い描く幸せをも見据えること。技術の先まで想いを馳せる力が必要なのだ。

現状維持は衰退である。だから私たちは挑戦し続ける。 現状維持は衰退である。だから私たちは挑戦し続ける。

01 / Challenge現状維持は衰退である。
だから私たちは
挑戦し続ける。

世界は常に動き続けている。日々、新しい技術も、新たな課題も生まれている。「バイオマスプラスチックを用いたPTP包装の実用化」は、私たちがそんな新たな課題に挑戦した証の一つ。従来の石油由来プラスチックから植物由来のバイオマスプラスチックに置き換えることで、カーボンニュートラルに貢献しようと考えたのだ。こだわったのは患者様に違和感を与えないために、PTPシートの見た目や錠剤の取り出しやすさを従来製品と同等にすること。バイオマスフィルムはその特性上、従来素材よりも硬く、透明度が低い。この問題に製薬メーカー、包材メーカー、当社が、患者様と環境社会のために「さらに良いものを」と使命を抱き、相互連携して課題解決に取り組んだ。フィルム特性に合う最適条件を見出すなど、各社が地道な挑戦を繰り返し、ようやく課題を解決。バイオマスフィルムを使用したPTPシートを市場に送り出すことができた。

食品包装では、フードロス削減に貢献するロングライフ包装や環境にやさしい包装に挑戦している。紙と薄いプラスチックを一体成形した容器、100%天然素材でつくられた可食・生分解できる容器など、新たなアイデアを次々と生み出している。

技術の先にあるのは「現状維持は衰退」という想いを胸に、ポジティブに挑み続けること。

真面目に、愚直に、真っすぐに。お客様の未来を共に創り、絆を結ぶ。 真面目に、愚直に、真っすぐに。お客様の未来を共に創り、絆を結ぶ。

02 / Support真面目に、愚直に、
真っすぐに。
お客様の未来を共に創り、
絆を結ぶ。

いまお客様は何にお困りなのか。その困りごとを解決するためには、どうすればいいのか。自動機械のビジネスはそこから始まる。たとえば100年に1度の変革期と言われる自動車業界。その中でも市場が拡大しているBEV(バッテリーEV)の領域では、BEVに関わる部品を製造する会社も急速に拡大。変化する市場に追従していかなければならない。私たちのリチウムイオン電池用巻回機は、そんなお客様の製造現場で活躍している。正極材、負極材、セパレータ(絶縁材)を決められた位置関係に正確に重ね合わせて巻き取るこの機械は、そのスピードと精度、品質への信頼性が求められる。その課題を解決するため、営業担当はお客様のパートナーとして寄り添い、情報を共有し、技術部門と一体となって一歩一歩前に進んでいる。そのハードルは高ければ高いほど、私たちのモノづくりへのプライドに火をつける。

「困りごとを解決し、喜んでもらおう」。「お客様のビジネスを私たちが支えるんだ」。その想いが伝わったとき、相互の信頼関係はさらに強まり、新たな絆が生まれる。

技術の先にあるのは、お客様とともにお客様の未来を真面目に、愚直に、真っすぐに創っていきたいという想い。

生産ラインを止めない。お客様の先にある命のために。

03 / Mission生産ラインを止めない。
お客様の先にある
命のために。

世の中には、病気で苦しんでいる人々が数多くいる。苦しみを和らげ、健康的な生活を実現するための薬は、製薬企業が英知を結集させて生み出す。私たちはその薬を包装し、検査する機械をつくるのが役割だ。

大切な薬を患者様に届けるため、決して生産ラインを止めてはならない使命が課せられている。それは平時であっても緊急時であっても同じ。かつて日本を襲った数々の震災は、医薬品製造工場に甚大な被害をもたらしたが「生産ラインを止めてはならない」という使命が、迅速な復旧を実現した。

技術の先にあるのは、どんなことが起こっても生産ラインを止めないという強い意志と、その先で薬を待っている患者様への想い。

技術者集団CKDは「Maker」であり、「Innovator」でもある。 技術者集団CKDは「Maker」であり、「Innovator」でもある。

04 / Innovation技術者集団CKDは
「Maker」であり、
「Innovator」でもある。

技術力を高めながらお客様の課題に向き合っていくと、課題を解決するにはその機械の前後工程や生産ライン全体で考えなければならない場面に直面する。たとえば、私たちのはんだ印刷検査機。三次元の画像解析で、はんだ印刷の不良や異物混入の有無などを瞬時に判別し、その不良率は0.001%以下を実現している。従来、この検査機は生産ラインの最終工程に設置されていた。しかし、私たちはその常識を疑い、検査機をはんだ印刷機の直後に置くことを提案。なぜなら、基板にさまざまな部品を実装した後に不良が判明していては、実装した部品が無駄になってしまうからだ。

この提案を採用していただいた結果、工程内不良の70%を占める初期工程不良を検出し、不良流出の大幅削減に貢献。撮影した画像データを蓄積し、不良の傾向を解析することで生産性の改善も実現した。高い技術力と独創的なアイデアで世界中のより多くのお客様に貢献していきたいと考えている。

技術の先にあるのは、機械の完成度を高めつつ、俯瞰できる視点。広い視野でお客様に貢献できる要素を見つけ出し、革新する力。

Beyond
Technologies技術のその先へ

製造業には高い技術力が求められるが、技術力があれば良い製品ができるかと言われれば、NOだ。その製品を通して、お客様にどのように感じていただきたいか。世の中にどう貢献できるか。そんな強い想いがなければ、本当に求められる製品をつくることはできない。
私たちはこれからもその想いを大切に新たな自動機を生み出していく。さぁ、技術のその先を目指していこう。