CKDでは、一人ひとりの働き方、生き方に合わせた多彩なキャリアを描くことができます。仕事を通じて成長したい。仕事に活かせる学びを得たい。そんな前向きに頑張る社員のキャリアアップを応援する制度を紹介します。
社員ひとりひとりが今どんな気持ちで働いてるのか、また将来どうなっていきたいのか、異動希望を含め1年に1回会社に申告できる。
申告内容を受けて上司と面談し、より良いキャリアを築く為の制度。
社員がキャリアプランの実現に向けて必要な自己研鑽のための費用を会社が拠出する制度。講習、教材、通信教育、e-ラーニング、自己啓発書籍等の費用など、用途や内容はどのようなキャリアを描きたいかによって様々。
社員の自己啓発を推奨する制度。規定の資格を取得した時、社内規定による奨励金と受験料を受給できる。技能者向けの資格やMOS、簿記、TOEICなどが該当。
約1カ月間、CKDの海外現地法人(アメリカ、中国、ヨーロッパ、シンガポール、インドネシア等)にて実務に即した海外研修を受けられる制度。人選は年度2回、公募で行う。毎回8名以上の社員が派遣される。
定年退職後も高いモチベーションを維持して働き続けられる制度。本人と会社側の合意により年齢制限を設けず生涯働き続けられる。実際に、多くの社員が定年後も後進育成・指導に欠かせない人材として活躍中。
CKD社員が実現したキャリアパスの一例を紹介します。
T.Y.: 設計開発/2005年入社
父がメーカーに勤めていたこともあり、私もメーカーを中心に就職活動を行っていました。当社に入社を決めたのは、製品のどこか一部だけではなく、開発に一貫して携われることに魅力を感じたからです。入社当時は将来的に起業することを志し、その一歩として事業の指針を決定する立場である、チームのリーダーを目標としていました。
はじめて担当した製品は空気圧制御機器。学生時代は、電気電子工学を専攻していたため、担当製品にする知識はゼロ。先輩や上司に教えてもらいながら知識を身につけ、実践の中で仕事を覚えていきました。入社2年目の時、新製品発売に向けて量産体制を整えるためのパイロットランを実施。色々小さなミスはありましたが、先輩や関係部署の人たちに助けてもらいながら、発売にこぎつけることができました。あの時の達成感は今でも忘れられません。またこの時に、どんな仕事においても人との関わりやコミュニケーションが重要であることを学びました。
入社9年目に念願のチームリーダーになりました。着任当初は、メンバーとの関わり方にとても悩みました。メンバーをまとめ、引っ張っていかなければ、と気負い過ぎていたのかもしれません。「管理する」のではなく、メンバーが働きやすいような環境をつくり、サポートすること、メンバーのやる気を引き出し、背中を押してあげること。リーダーの役割が何であるかを自ら学び取った時期でした。
そして現在はリーダーを務めながら、企業派遣という形で、週末のみ大学で技術経営を学んでいます。講義を通して事業展開や経営について学べる他、様々な企業とのコネクションが構築でき、良い刺激になっています。
今、私が携わっている医薬・医療分野の「サニタリーバルブ」は、私が立ち上げた製品です。入社当初は「起業」を目指していましたが、この製品の展開に関しては、事業計画の立案から会社へのプレゼン、予算申請、事業推進…まさに社内で「起業」したようなもの。今後は、大学で学んでいることを活かし、事業拡大に向けて取り組みたいと考えています。
会社の後押しの下、やりたいことが実現できる環境があることは本当にありがたいと思っています。当社には他にも様々な研修や制度など、キャリアアップをサポートする仕組みが整っています。目標に向かって頑張る社員を応援する制度や環境があること、これこそが、当社の最大の魅力だと思いますね。
S.O.: 販売促進/2007年入社
就職活動をしていた時から、結婚や出産といったライフイベントを経ても仕事を続けていきたいと考えていました。当社に入社を決めた理由のひとつは、女性が長く安心して働くことができる制度や環境が整っていると感じたからです。実際に私も結婚後も会社に残り、産休、育休を取得しました。
ターニングポイントとなったのは、第一子出産後、復帰した時です。出産前のように残業はできず、お客様への対応も滞りがちに。当時は、仕事と家庭を両立できていない自分に悔しさを感じることも多かったです。それでも辞めるという選択肢が自分の中になかったのは、当社での仕事が好きだったから。仕事と家庭を両立させるためにも、第二子出産後は異動を願い出ました。これができたのは、働く女性に対する理解が会社にあり、周囲の人が皆温かく見守ってくれたからです。就職活動時の「長く仕事を続けたい」という気持ちは今も変わっていません。私が働き続けることで、後輩の女性がキャリアアップを目指す気持ちの背中を押してあげることができれば嬉しいです。
現在は育児時短制度を利用しており、朝30分遅く出社し、定時まで働いています。また、子供が熱を出した時などには、時間単位有給休暇を利用しています。年々、女性にとって働きやすい環境が整ってきており、実際に結婚、出産後に産休、育休を取得し、仕事復帰する女性はとても多いです。制度があるだけでなく活用されていることで、女性が活躍できるチャンスが増えていることはとても素晴らしいと思います。
現在は、空気圧機器の商品拡販を担当。新製品の企画に携わったり、現場の営業担当のお客様訪問に同行したり、その他にも販促ツールの企画やプレゼン資料の作成など、業務は多岐に渡ります。今の目標は空気圧機器の売上をさらに拡大すること。仕事と子育ての両立は試行錯誤の繰り返しですが、会社ではお客様のことを第一に考え、家に帰れば家族のことを第一に考える。ワークライフバランスを大切にし、今後、さらなるキャリアアップを目指していきます。
K.N.: 2002年入社/海外駐在
日系メーカーに勤めていた私の父は、シンガポールにのべ20年以上駐在し、海外を飛び回っていました。私は、物心ついた頃から父に憧れ、「海外で活躍するグローバルなビジネスマンになりたい」と、父の背中を追いかけ続けてきました。CKDを選んだ理由も、国内営業を数年頑張れば、海外へ行ける可能性が十分あると聞いたからです。
実際に、入社4年目のときに海外駐在のチャンスが訪れました。そこで私は、海外営業部の部長に「どこにでも行きます!」と、持てる熱意の全てを伝え、その結果、イギリス駐在が決まりました。若手でも海外駐在の可能性があると聞いてはいたものの、当時27歳、同期の中では最も早く、若くしてチャンスを得られた方だと思います。
私が海外へ行くことで、所属していた営業所は1名減員となります。それでも当時の上司は、私の思いを汲み、「頑張ってこい」と快く送り出してくれました。背中を押してくれた上司に、今でも感謝しています。
初の海外駐在先は、構成人員がたった一人の事務所。言葉の壁があったことはもちろん、文化や商慣習など、いろいろなことが異なりました。何もかも一人で判断しなければならない環境は大変なことばかりでしたが、自分自身が望んで手に入れた海外赴任のチャンスを、なんとしても成功させたい、その一心で取り組みました。この思いがあったからこそ、どんな苦境も乗り越え、やりきることができたんだと思います。
6年半のイギリス勤務を経て日本に戻りましたが、海外の経験を積んだ後に見える本部からの景色はガラッと変わり、よりグローバルな目線で海外支援業務のオペレーションを学ぶことができました。若いうちに海外での職務を全うした経験が、現在の私の財産であり、礎になっています。
イギリス駐在を終えた後は、小牧本社で本部の海外支援業務を2年半行いました。その後、アメリカ(シカゴ本社)駐在を経験し、現在はベトナムにある海外販売会社の責任者を務めています。
私の父は駐在を終えて帰国するまで、十数名のシンガポール人スタッフを日本人一人でまとめていました。私も今、かつての父と同じように、日本人一人で10名の外国人スタッフをマネジメントしています。今、私の目の前に広がっているのは長年思い描いていた夢の舞台そのものです。しかし、ここで満足せず、これからさらに活躍のステージを広げていきたいと考えています。今、会社最大のテーマでもある「Globalization」の一翼を担う人材になり、世界のものづくりに貢献していきたいです。